ラインのヨレ

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ラインのヨレは、ライントラブルと直結しますので、出来るだけ避けたいもの。

ただ、スピニングリールを使う以上、上位機種であってもラインのヨレはでてしまうので、それを最小限に抑える事。もしヨレがでたら、取る以外に方法は有りません。ここでは、ヨレについて考えます。

ラインは、なぜヨレるか

スピニングリールは、キャスト時は、横にまかれているラインが、まっすぐ縦に出ていきます。そして、ロッドから先へ縦に出されたラインを、スプールに横方向へ巻き取ります。それを繰り返すことで、ヨレが発生、蓄積されていくのです。

また、ドラグを出しながらリールを巻くと、ラインがヨレます。ヨレが気になったら、下記の方法を試してください。

ヨレの対処方法

キャストしたあと、ラインを指でつまんでテンションをかけて巻いてあげると、ヨレはある程度とれます。しかし、無駄なキャストになってしまうこと、また、ゆっくり巻くことになるので、場所によっては根掛かりしてしまうかもしれません。

ラインのヨレを取る道具も販売されています。
ただし、道具のセッティングは面倒だし、お金もかかる。


スイベル付のスナップも販売しています。
アオリーQなどの一部のエギは、ラインアイがスイベル式になっているのもあります。

他に簡単でお金のかからない方法は無いのでしょうか?

ラインのヨレのメカニズムは先にご説明しましたが、ヨレはベールの回転とは逆方向によれがでます。その性質を利用して、ラインのヨレをとる方法があります。ロッドごと、ベールと同じ方向へ回せばよいのです。

まずはエギをキャストします。そして、ロッドに対し体を横向きにして、ロッドを両手で持ちます。
(その時、親指と人差し指を輪っかにして軽く持ちます)ラインとロッドを一直線にして、ロッドをベール回転と同じ方向へグルグルと回転させます。これで確実にヨレが取れます。

この方法を覚えておいて損はありませんので、ヨレが出てきたと思ったら実践してみてください。調子に乗ってグルグル廻しすぎて、反対方向にヨレを作らないように(笑)

万が一、ラインにエアノット(結びコブ)ができてしまったら、それを解く方法があります(⇒ライン)。
コツをつかめば誰でもできますので、覚えていて損はありませんよ。