守ろう、ルールとマナー

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ここでは釣りを楽しむために必要なマナーやルールを解説します。

釣り場の近くには、住宅があったり、漁協施設があったりします。そこで暮らしている人の迷惑とならないよう注意しましょう。

漁港は漁師さんの職場です。決して、仕事の邪魔をしてはいけません。



迷惑駐車はしない

海岸近くでは、日中は漁師さんが水揚げされた魚をフォークリフトで運んだり、地元住民も日常生活で道路を使います。

迷惑になるような駐車はやめましょう。

誰だって、自分の家の正面に駐車されれば、良い顔はしませんよね?

初めてくる場所で何処に車を止めればよいか解らない場合は、近くの人に聞いてください。


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釣りのガイド本には、販売機やトイレ、駐車場の場所が乗っているものもあります。


また、集団で騒いだりせず、車の騒音には注意してください。

立入禁止の場所には入らない

当然のことです。

禁止されている理由は、いくつかあります。

まず、イカ芝や定置網が入っていたり、海産物保護のために禁漁とするポイント。
漁師さんが仕掛けた網や、船を係留するロープに、釣り針やルアーを引っ掛けないようにしましょう。海面にブイが浮いていたら、網がある目印です。キャストせずに、他の場所へ移動してください。

次に、釣り人の問題で、釣り禁止になったポイント。
しかし、そんなの関係ない、昔は釣りができたのだからと、無視して釣りをする人もいます。禁止になった原因は、私たちにあります。その理由が自分でないにしても、第三者からみれば、みな同じ釣り人。
そして禁止にしたのは、地元住民や警察です。見られていますので、決して、禁止になった場所には入らないでください。最悪の事態では警察沙汰になるかもしれません。

最後に、危険だから立入が禁止されたポイント。
堤防を越える高波にさらわれて行方不明になる事故や、テトラ帯から海へ転落して亡くなる事故など、毎年後を絶ちません。


海のレジャーにライフジャケットは必須です。

少し話がそれますが、遭難事故が起きた場合、その費用は誰が払うのかご存知でしょうか?
山で遭難事故が起こった場合、捜索隊を出し、救助ヘリを飛ばして探します。その費用は数百万かかり、全て遭難者の自己負担です。
海の場合は、海上保安庁が救難艇を出動させ、ヘリも飛ばし、ダイバーも派遣され、地元漁業協同組合(漁師さん)も漁船を出して、地域住民が一丸となって救助にあたってくれます。そう、私たちが万が一事故を起こした場合は、地域住民たちが助けれくれるのです。しかも、ここまでしてくれて、遭難者に費用は掛からず、国が全て負担します。

日頃から、地域住民の迷惑とならぬよう、行動しなければいけません。

先行者への挨拶

先行者がいて、横に並んで釣りをするのでしたら、おはようございますの挨拶とか、ここ良いですか?などの挨拶をかけましょう。

声をかけられて、悪く思う人はいません。きっと、嫌な顔せず受け入れてくれるでしょう。

お互いが気持ちよく釣りをするためにも、挨拶は大事なことです。

ゴミを持ち帰る

当たり前のことです。

しかし、その当たり前ができず、最近、釣り場のゴミが目立つようになってきました。ペットボトルや空き缶、海釣り仕掛けやパッケージ、餌のプラ容器、ラインの切れ端など、ごみの種類は様々。プラゴミは、自然に帰らずそのまま半永久的に残ります。

国際海岸クリーンアップ(ICC)キャンペーンで、最多ゴミ品目としてあげられるのが、タバコの吸い殻やフィルターのようです。タバコは海で捨てられたもののほか、市街地から水路を通じて海に流れ着いたものも多いそうですが、ゴミ全体の1/4を占めるようです。

ごみは持ち帰る、出来れば落ちているゴミも拾う気持ちでお願いします。



ヘッドライトで海面を照らさない

夜釣りで安全を確保するにはヘッドライトの明かりはなくてはならないものです。

しかし、夜釣りで海面にヘッドライトを照らすのはやめましょう。魚やイカを驚かせ、散ってしまいます。特にメバルを狙う釣り人は、プレッシャーを与えないように神経質になって釣りをしています。そんなところに、海面をピカッと照らしたら怒鳴られてしまうかも・・・。

そこで赤色LEDのヘッドライトがあるのをご存知でしょうか?


サブライトに赤色LED搭載。

赤色は白色に比べて、魚に与える影響は少ないようです。実際に水族館や動物園でも、赤色の光で夜行性の生物を観察しています。

人間に対しての話になりますが、登山やキャンプなどの山のアウトドアでは、夜に他の人を起こしてしまうなど迷惑をかけないように、赤色LEDを使用するそうです。アウトドアでは一般的になりつつあるようですが、釣り人の間では、まだ余り知られていません。
釣りでも、ラインを結びなおしたり穂先に絡んだラインを解いたりするときには、赤色で照らせば目が眩まず安全です。

ただ、この知識は皆が知っているとは限りませんし、信じないかもしれません。夜釣りのマナーとして、海面にライトを照らすのはやめましょう。


いつまでも釣りを楽しめるように

今、釣り人のマナーが問われています。

余りに酷ければ、いつも釣りをしている場所が、釣り禁止となるかもしれません。悲しいことですね。そうならぬよう、どうすればよいのでしょうか?

特に難しいことではありません。常識のある行動をとれば問題ないのです。

一人一人の心掛けが大事です。マナーを守ってない人がいたら声をかけてみましょう。きっとわかってくれるはずです。

いつまでも大好きな釣りを楽しめるように・・・。