ジャーク

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エギを高く跳ねあげてアピールするシャクリに対し、ジャークはシャクリよりも小さく鋭くいれて、エギを横方向へダートさせるテクニックをいいます。



小さく、かつ、鋭くロッドをシャクったあとに、ロッドを元の位置(シャクリはじめの位置)へ戻すと、ラインスラック(ラインのたるみ)ができて、エギを横方向へ大きくダートさせることができます。

ハイピッチショートジャーク

ロッドを1回ジャークするのと同時に、リールを1回巻き取るのを連続しておこなうことで、エギは左右にダートしながら移動します。それはまるで弱った魚が遠くへ逃げていくような動きを見せます。これを、「ハイピッチショートジャーク」と呼びます。

やり方としては、リールのハンドルを持つ手とロッドを持つ手を、手首を使って交互に交差させるように動かします。

まず、小さくロッドをシャクるのと同時にリールを半回転廻すことで、エギは姿勢をくずして方向を変えて(下記①)、すぐにロッドを元の位置に戻しながらリールを半回転させると、ラインスラックがうまれてきれいにダートします。(下記②)この動作を1セットとして、連続で数セット行います。

この時、ロッドの振り幅と、リールハンドル一回転の糸巻き量、ドラグで出ていくライン量の3つのバランスが取れてなければなりません。「ハイピッチショートジャーク」を連続で行うときに、ラインが余ってきたらロッドをシャクっても空振りしてアクションを入れることができないし、ラインが足りなくなったらぎこちなくなります。ロッドは8.5ftでリールは2500~3000番なら問題ないでしょう。ハイギヤのリールだとラインスラックが足りなくなります。

1セット1セットのジャークを入れる間隔を大きくとると左右に大きくダートします。逆に短いと直線的な動きになってしまいますので注意しましょう。

この「ハイピッチショートジャーク」が、出来るか出来ないかで、釣果に差が出てきますので、他のエギンガーがやっているのを参考にして、ぜひ習得してほしいテクニックです。実際にどのように動いているかエギをみて確認しましょう。

天地逆でやると、風の影響をうけずにショートジャークを入れることができます。(⇒エギングの風対策


≪エギを上空から見た図≫


スラックジャーク

「スラックジャーク」は、エギが着低している時に、ラインスラックを多めにとってロッドをシャクることで、エギを手前にほとんど寄せることなく、その場でダートしてアピールするテクニックです。

ラインのたるんでいる分だけを鋭くシャクることで、水中のエギにダイレクトに力がかかるのを抑えます。

ロッドにエギの重みがほとんどかからないので、力をかけずにロッドをシャクることができます。スラックジャーク専用のロッドが発売されていますが、それゆえティップ(ロッド先端)が柔らかめのロッドになります。



スラックジャークにあわせたロッドアクション。大型アオリイカのジェット噴射もロッドで吸収。オススメ





常に底を狙うことになるので、アオリイカが中層~底付近にいる場合に有効です。

「トゥイッチング」は、小刻みにロッドをシャクることで、ごく小さく左右にダートさせるテクニックで、狙う層は中層~表層になります。足元まで寄ってきたアオリイカが、なかなかエギを抱かない時に有効なテクニックです。