各メーカーからエギング専用のロッドが発売されています。エギングロッドは、大型のアオリイカを浮き上がらせるバットパワーと、身切れを防ぐソフトなティップを持っています。
ロッドはインターライン(中通し)とアウトガイドの2種があります。インターラインはロッド内部にラインを通すタイプで、トラブルが少なく感度が良いが、構造上、自重が重いうえに飛距離がでないのが難点でした。最近は技術も進歩し、軽量化が図られています。
ダイワインターライン
ダイワインターライン最高峰
対してアウトガイドは、各メーカーが競って開発して種類が多く、好みのものが選べるし、完成度が高いといえます。
主な特徴は、ガイドにローライダーガイドを使用しており、糸ガラミを防ぐ工夫がされています。ガイドにはチタンフレームのものやステンレスフレームのものがあります。チタンのほうが高価ですが、ステンレスに比べ軽く、硬く、強度があるうえ、錆にくい性質があります。
ガイドの形状は、LDBガイドからKガイドへ、リングはSiCからTORZITEへ時代は進化しています。
MNSTトップガイド
LDBガイド
LCガイド
軽量化と糸絡み解消が両立した、Kガイドシリーズ。
ガイドのメンテナンス方法や(⇒ロッドのメンテナンス)、ガイドの特性については、別にご案内します。
ダイワ最高峰ロッド
大人気カラマレッティ862MH-T
シマノ8ft ショートでテクニカルに攻める
どんなロッドを選ぶか?
エギングロッドの解説。あなたに合ったエギングロッドとは?
自分の釣る場所にあったロッドを選ぶことが重要です。
とはいっても、エギングロッドは数多くのメーカーから販売されており迷ってしまうでしょう。そこで最初の一本は、汎用的に使えるロッドを購入します。もちろん資金があれば良いロッドを選びますが、まずは10,000円前後のロッドで十分です。ロッドと釣果はそれほど比例しませんから。高価格帯になればなるほど、軽くて感度がよくなりますが、最初のうちはロッド性能を活かしきれません。
ロッド長さは、7.5ft前後から9ft以上のものまで様々ですが、最初の1本なら、まずは8ft~8.5ftのものが使いやすくて良いかと思います。極端に長すぎたり短すぎたりすると、ハイピッチショートジャークをするときに、ロッドの振り幅と、リール一回転のラインの糸巻き量のバランスが取れなくなります。(⇒ロッドアクション「ジャーク」)
ロングやショートロッドは2本目のロッドとして考えましょう。
またエギングブームで、アオリイカはスレて、釣りにくくなっています。ロッドアクションは、タフなコンディションでも違和感を与えないミディアムクラスのロッドがおススメです。シーズン通して使うなら、エギのサイズは3.5号~できれば4号まで対応可能なロッドを選びます。
エギングスタイルを見つけよう
使い込むうちに、自分の釣り方が見えてきます。
ショートジャークを中心にアクションを組み立てていく人、激しいシャクリを多用する人、スラックジャークを使いこなす人などなど。
サーフなど遠投が必要な場合は、遠投にすぐれた長いロッド。主に防波堤などから狙う場合は、軽くて扱いやすい操作性にすぐれたロッドになります。
あなたのエギングスタイルが確立したところで、それ専用のロッドを購入すれば良いのです。
これまで使用してきたロッドは、サブロッドとして持っていきましょう。釣行先ではトラブルがつきもの。万が一ロッドを折ってしまったときなどに助かりますよ。